担当者インタビュー
まちぶん in 那須野が原
-
日本遺産のPRに「まちぶん」が貢献
投稿された小説の審査には、小説家であり「那須塩原市まちづくり大使」でもある森 詠氏をはじめ、矢板市、大田原市、那須町にゆかりある方々にお願いしました。2019年12月に設定した締切日までの応募作品の総数は約110作品。一次審査を経て、最終的に3作品が入選し、副賞が贈られるとともに作品を掲載した記念冊子が県内の図書館や道の駅などに配布されました。このプロジェクトの取り組みによって、日本遺産について知らなかった県内外のユーザーに対して、普及啓発を促すことができたとの評価をいただきました。特に地域にお住まいの大勢の皆さまに日本遺産「明治貴族が描いた未来〜那須野が原開拓浪漫譚〜」を認識いただけたことは、協議会の目指すところであり、結果に大変満足しているとのコメントをいただきました。
-
高校生を対象としたワークショップを実施
プロジェクトがスタートし、「まちぶん」による小説公募を実施している期間中に県内の高校生を対象に小説の書き方をテーマにしたワークショップを実施しました。協議会から文学に興味のある学生に向けて実施したいとの要望があり、趣旨に賛同してくださった高校4校の他、栃木県高等学校文化連盟文芸部会でのワークショップが実現しました。講師は小説創作のノウハウを持つエブリスタとSANKYOの担当者。参加した学生が実際に短い物語を創作して発表までを行うワークショップは、教員と生徒双方から高く評価されました。参加した生徒の約半数の49%が日本遺産についての知識はなかったのですが、91%が「とても興味がわいた」「興味がわいた」と回答しました。また、74%の生徒が小説を「書いてみたい」「やや書いてみたい」と回答し、将来につながるイベントとなったようです。