SANKYO地域連携プロジェクト

担当者インタビュー

まちぶん in 鹿児島県伊佐市

  • まちの特長をリサーチ

    私たちの取り組みのパートナーとなる自治体を探す中、紹介を通じて候補に挙がったのが鹿児島県伊佐市でした。関心の有無をうかがったところ、「お互いが相乗効果を得られるような取り組みであれば、ぜひ一度お話をうかがいたい」というお返事をいただきました。最初の顔合わせは2017年秋のこと。そこから私たちの取り組みが本格的にスタートしました。リサーチを進める中、浮かび上がったのは、小説「西郷隆盛」「天と地と」などで知られる小説家 海音寺潮五郎氏、バスケットボール漫画「スラムダンク」や剣豪宮本武蔵を描いた「バガボンド」で知られる漫画家 井上雄彦氏というストーリーテラーを育んだまちの特長でした。

  • 市を舞台とした小説コンテストを開催

    私たちが提案したのは、「まちを文学の力で盛り上げよう」をコンセプトに伊佐市を舞台にした全国からの小説公募と、地元学生に向けた小説創作ワークショップを実施するプロジェクトでした。「まちぶん」と名付けられたこのプロジェクトは、提案の翌年の2018年が伊佐市 市制10周年の節目の年であったこともあり、市制10周年記念事業として本格的にスタートすることになりました。なお、全国の小説クリエイターへの情報発信には、プロジェクトのパートナーである株式会社エブリスタが運営する国内最大規模の小説投稿サイトを活用。2018年8月末の締切日までの応募作品の総数は約250作品。大賞には特別な能力を持つ三姉妹の日常を描いたファンタジー「伊佐の祓い屋三姉妹『オルゴールの城』」(ふにゃたろうさん)が選ばれました。

    伊佐の祓い屋三姉妹「オルゴールの城」